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肩の痛みと腕の痺れの原因と種類

肩の痛みと言っても非常に多くのものがあります。 今回は一般的に多いものを紹介していきます。

肩関節周囲炎

一般的に肩が痛いという人は病院ではこの診断名になります。
四十肩、五十肩はこの分類になります。
40歳代でなったものを四十肩、50歳代でなったものを五十肩と呼んだりしますが
基本的には肩関節周囲炎の別名です。
肩の関節、靭帯組織、筋肉が原因で肩の運動障害や痛みが起こるものを一般的にこう呼びます。
日頃の繰り返しによる負担や姿勢など様々な要因からなります。
強い痛みが起こったり夜間時痛があったりします。
炎症が治まってくると慢性化して可動域制限が起こったりしますので初期の治療が必要になります。
筋肉、関節などが関わってくるため専門家の受診をお勧めします。
肩専門としているところも良いでしょう。

【サロナビ豆知識】

夜間痛ってなぜ起こるのか?
基本的に立っている時は重力の影響で肩が下方牽引されています。
寝ていると重力の影響が出なくなるので下方牽引がなくなります。
そうすることで関節の間が狭くなり痛みが出たりします。
夜間痛を緩和する方法を紹介します。
① 痛い側を上にして寝る
脇にタオルを入れたり抱き枕なども効果的です。
② 肩の高さを調整する。
仰向けの場合タオルなどを肩の後ろから肘にかけて置いて高さを調整する。
③ 高すぎたり低すぎる枕をちょうどよい高さに調整する。
首が緊張するのを避けるため枕の高低を調節します。

もし夜に痛みが出る方は一度試して見て下さい。

腱板断裂

症状としては肩を90度外にあげたときに痛みで腕を維持できない場合これを疑います。
整形外科にてMRIなど取ってもらうと良いでしょう。
腱板断裂の多くは手術になったりしますが60歳を超えてくると痛みがないのに腱板が切れている場合があります。
肩が痛くてMRIを取ったら腱板断裂が見つかりますが腱板断裂が痛みの原因でないこともしばしばあるのでその場合は手術ではなく治療院で治療してよくなるケースもあります。
鑑別診断が難しいところもあるので整形外科、治療院の両方の意見を聞くことは選択肢として良いと思います。

スポーツなどによる肩の痛み

野球など肩を痛めるスポーツは多いと思います。
スポーツの実績がある整骨院や治療院などでの治療が効果を発揮するでしょう。
野球での肩の痛みには関節唇骨折と呼ばれるものなどがあります。
日本ハムファイターズの斎藤佑樹選手など野球をしている人に起こりえる外傷です。
手術が必要な事が多いので整形外科の受診が最善の場合もあります。
これも整形外科、治療院の両方の意見を聞くことがよいでしょう。

胸郭出口症候群

症状としては腕や手に痺れがでます。
首や鎖骨、胸郭に問題がある場合です。
胸郭出口症候群といっても斜角筋症候群や小胸筋症候群など鑑別診断が様々あるので
基本的に専門家に診て貰いましょう。

頸椎椎間板ヘルニア

整形外科にてMRIでの診断になります。
首が原因で腕や手に痺れが起こります。
初期症状は痛みがかなり強いことも多いのですぐに専門家に診て貰いましょう。
セカンドオピニオンも重要です。
先生によって見立てが違うので自分にあったところを見つけましょう。

ダブルクラッシュ症候群

あまり知られていませんが治療院での現場では意外と少なくはありません。
神経が2つ以上の箇所で障害を受けている状態のことを言います。
腕、肘、手首などの筋肉が固くなることによる血流障害によって神経がうまく機能しない場合があります。
首はよくなっているはずなのに痺れが出ているといった場合はこれを疑っても良いでしょう。
整形外科でのMRIやレントゲンにはこれは現れないので注意が必要です。

手首の障害による痺れ

手首の障害によって痺れが出る事もあります。

手根管症候群

親指~中指に痺れの症状が出るのが特徴です。
ここが痺れるからと言ってこれを疑うのは早いですが手のひら側の手首~肘の親指側を揉んで症状が緩和する場合はこれの可能性があります。

ギヨン管症候群

小指側の種子骨を呼ばれる小さい骨が神経に影響を与えて痺れが発生することがあります。
小指や薬指に痺れが起こるのが特徴です。
臨床上多くはありませんが可能性は0ではありません。

肘部管症候群

肘にある神経が悪さをして痺れがある場合です。

胸椎に障害がある場合

これは整形外科では発見されにくいですが臨床上少なくはありません。
首の神経が腕や手に繋がっているイメージですが胸椎と呼ばれる首のすぐ下にある骨も関与する場合があります。
小指側に痺れがあるときは胸椎に原因があることもありますので原因は1つではないということを覚えておきましょう。


【サロナビ豆知識】
痺れってなぜ起こるの?
痺れの原因は神経が関わってきます。
よく神経が圧迫して痺れが出るということを聞いたことがあるでしょうか?
確かに神経が直接圧迫されることで痺れが出たりします。
それよりも痺れで多いのが血流障害によって起こります。
正座をすると足が痺れますよね。
あれは体重が足にかかる事で血流を悪くして痺れるのです。
神経には神経血管と呼ばれる神経に栄養や酸素を運ぶ毛細血管があります。
その血管が筋肉の硬さなどが原因で神経に栄養を送れなくなるため痺れが出たりします。
首が原因でない場合はこの血流障害を疑うとよいかもしれません。

痛みと痺れが両方出ることってあるの?

神経の症状で多いのが
だるさ→痛み→痺れ→麻痺
の順番で悪くなっていくことが多いです。
最初は肩に痛みとだるさを感じていたがどんどん下に痛みが降りてきて痺れになった。
といったケースが多く見られます。
治療をして治っていく過程に手の方にあった痛みやしびれが上に移動してくる場合があります。
そして痛みが腕から肩に上がってくるとともに痛みが強くなることがしばしばあります。
それを中心兆候と呼びます。
もちろん痺れがそのまま消えるパターンもありますが放置している期間が長いと痛みが生じながら治っていくケースがあります。
「治療院に通っていて痺れが良くなって痛みが出てきた」
それは良くなっている証拠なので引き続き治療に専念すると良いでしょう。

まとめ

骨折の疑いがなければ整骨院や治療院に行くと良いでしょう。
放置した肩関節周囲炎では施術が長引くこともあります。
痺れの施術は鑑別診断が難しいので電話での問い合わせなどで自分に合った治療院を探しましょう。

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