肘を動かすと痛みがある方へ
肘が痛い箇所には大きく分けて2つあります。
目次
肘の外側の痛み(外側上顆炎)
肘の外側にある筋肉が繰り返しの動作で負担がかかり痛みが出る症状です。
テニス肘と呼ばれることが多くバックハンドで球を返す人に多く痛みが出たりします。
【チェック方法】
以下のやり方で痛みが出れば可能性があります。
①中指を上にあげたときにもう片方の指で上がるのを押さえます。
②手首を手の甲側に曲げたときにもう片方の手で上がるのを押さえます。
肘の内側の痛み・内側上顆炎
肘の内側にある筋肉が、繰り返しの動作で負担がかかり痛みが出る症状です。
野球肘と呼ばれることが多く投球などの繰り返しの動作により痛みが出たりします。
肘が伸び切らなかったりすると中等度くらい悪くなっているので専門家に診て貰うことをお勧めします。
曲げ伸ばし時に肘の中が痛む
これは肘の周りの筋肉が原因で関節の動きが正常に動かなくなることで起こることが多いです。
筋肉が硬くなり引っ張る事で痛みが生じたりします。
周りの筋肉をほぐすことで改善したりもしますが、自分でやっても改善が見られない場合は、整骨院などで治療してもらいましょう。
肘が痛くなる原因は繰り返しの動作にてなることが多いですが、何もしていないのに気付いたら痛みが出たという人もいます。
肘への負担を減らせば治りがよくなるのは確実です。
治療をしてもすぐ治る人と半年~1年かかる人など日常生活の肘への負担によっても治癒のスピードは違います。
痛みがあっても運動をしたい人へ
テニスなど痛みがあってもやりたい人は非常の多く見られます。
特にガットを変えたり振り方が悪くなったりして肘に多くの衝撃がかかります。
そういう時はバンドをするかテーピングをしましょう。
痛みはありますが、多少は筋肉にかかる負担を減らすことが出来ます。
肘の手術が必要な場合
野球をやっている人に多いですが、離断性骨軟骨炎と呼ばれる軟骨がはがれるため手術が必要な場合もあります。
早期発見で手術が必要にならないこともありますので、野球など肘を酷使して痛みが出た場合、整形外科で診断してもらうと良いでしょう。
何もしてなくて痛みが出ている場合
整骨院や治療院で治療をしても全く変わらないという方は肘の靭帯が切れている場合があります。
その場合は実績のある肘専門の整形外科で診察を受ける事をお勧めします。
靭帯の再建手術をする必要がある場合もあります。
術後はしっかりとリハビリしないと肘が伸びなくなったりしますので手術後の方が大事なくらいです。
自分でできる肘のセルフケア
肘を伸ばして手の甲が伸びるようにもう一方の手で伸ばします。
痛みが出ないくらいの範囲でやりましょう。
もう少し伸ばしたい人は曲げた手を90度外側に回してみましょう。更にストレッチされるはずです。
気持ちよいと感じるくらいの強さで2~3分ほど行いましょう。
肘を伸ばして手のひらが伸びるようにもう一方の手で伸ばします。
壁に手のひらをつけて伸ばしても良いでしょう。