変形性膝関節症などの膝の痛み
膝は多くの人が悩む部位の一つです。 膝が悪くなると歩く頻度も減り筋力が衰えてくるのでしっかりと治しましょう。 今回は膝の痛みの色々な原因を紹介します。
変形性膝関節症(OA)とは?
引用元 膝関節症クリニック
60歳以降の人に多い疾患です。
加齢により膝のクッションである膝軟骨がすり減ったり関節が変形して膝の角度が悪くなったりします。
その為歩くときなどに痛みが出たりするのが特徴です。
見た目にも変形がわかります。
グレードとしてはⅠ~Ⅳに分かれています。
変形性膝関節症の手術の種類
引用元 膝関節症クリニック
退院も早く軽度のものであればこれで可能です。
肉体労働や使い過ぎで変形して膝関節の向きが悪くなるのを手術によって真っすぐに整えます。
骨が癒合するのに入院に少し時間がかかりますが人工関節に比べて可動域の制限は比較的少ない方です。
70歳以上の高齢の方が多く変形と痛みがひどくて歩けないような方が行う手術です。
膝の痛みは膝以外にも原因がある?
治療院の臨床現場では膝に痛みがあるが膝に原因がない場合もあります。
腰から出ている坐骨神経と呼ばれる神経が膝の裏を通り足の先まで伸びています。
その神経が悪さをすることも多々あります。
坐骨神経がお尻や太ももの裏の筋肉を引っ張ることで膝の曲げ伸ばしを制限して痛むことも多いです。
この場合に多いものとしては
・階段を降りるときにお皿の下あたりに痛みがある。
・正座は問題なくできる。
・お尻のストレッチする、お風呂に入ると膝の痛みが緩和する。
などがあると膝の痛みは腰から来ているものかもしれません。
整形外科で膝のレントゲンやMRIを取るのもいいですが腰が原因の場合は
画像診断しても原因がわからない場合があります。
整形外科で原因がわからないと言われたら整骨院や治療院で診て貰いましょう。
膝に水が溜まるメカニズム
膝に水がたまったから注射で抜いた
という人も良くいます。
そもそもなぜ水が溜まるのでしょう。
膝の半月板や関節軟骨に炎症が起こると熱が発生します。
その炎症を止めようと関節が水を出して炎症を止めようとします。
それが膝に水が溜まる原因です。
今は抜くのではなく注射をするパターンもあります。
炎症反応が治まらないと水は何度も繰り返すことになります。
筋力トレーニングで膝の痛みを緩和させよう
タオルを丸めた状態で膝の裏に置きます。
その状態でタオルを潰すように膝を伸ばすトレーニングをします。
そうすることでモモの筋肉が鍛えられます。
足を肩幅に開き椅子に座るようにスクワットをします。
この時に腰は少しそった状態で顔は前を向きスクワットしましょう。
大腿四頭筋と呼ばれるモモの前側に効くトレーニングです。
2、内転筋トレーニング
今度は足を少し大きく開きつま先は外にむけます。
その状態で同じように膝を曲げスクワットします。
股関節の内側の内転筋と呼ばれる筋肉が鍛えられます。
まとめ
加齢により膝の痛みがある人は整形外科で診断が必要
手術の必要がある人はどの手術にするのかを主治医に相談するのが重要
膝が原因でなく膝が痛む人もいるので注意
痛みのない範囲で筋力トレーニングをしましょう